恋はしょうがない。〜職員室の新婚生活〜



「それに、明日も仕事がある。君を疲れさせて、また調子が悪くなっちゃいけないし…」


古庄は少し寂しく笑って、自らの欲求を振り払った。


そんな風に思いやってくれる古庄の言葉が、真琴の心に沁みわたってくる。

真琴はぎこちなく一つ頷き、体の中の疼きをなだめるように、繋がれている右手を少し強く握り返した。









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