キスをお先に、頂きました





――…栞菜と、遥葵が、一緒に歩いていた。





「……っ」






私は慌てて顔を逸らす。





それからこちらに向かって歩いてくるから、



私は急いで路地裏に入った。






「はぁ……はぁ」






どう、いうこと?



どうして?



あれって間違いなく、あの二人だよね?






もう一度あの二人の光景を浮かべるけれど、間違いない。




訳がわからず、自分の中で考える。








なんで、遥葵と、栞菜が――?




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