キスをお先に、頂きました
クリスマスの遥葵 -遥葵side-
クリスマスの遥葵 -遥葵side-
3ヶ月前、俺は朱加と付き合い始めた。
朱加とはたまたま、小・中・高と同じ学校だった。
それが理由でか、朱加は俺にかなりの期間、好意を持ってくれていたらしい。
朱加とはは、単なるクラスメイトだった。
付き合う前までは、苗字でお互い呼んでいたくらいだ。
だから初めて、朱加から告白をされた時、俺はビックリすることになる。
朱加のことはなんとも思っていなかったし、初めは朱加を振った。
好きなサッカーに集中したい。
彼女なんていらない、って思ってたしな。
それが数回告白してくるもんだから、不思議なもんで、朱加のことを、何故か気になり出す。