俺が好きなのはお前だけ



怪訝そうな顔で俺達を見た


「話があんだけど」


周囲を見渡して席を立った

「場所を変えましょう」



俺達は空き教室に入った


「それで...話って?」

「お前は何者だ」


如月はあざ笑うかの様に

俺達を見ていた


「お前の事を調べさせてもらった」


「それで?」

調べたって言ったのに顔色ひとつ変えねえ


まるで何も出なかった事を知っているかのように



「何も出なかった

普通ならありえない」






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