キミの攻略法~孤立誘導型ヤンデレ~
「はぁ、あんな美人組と混ざれる自身ないなー」
溜め息をつき、自販機まで来た
ミルクティーを買い、少し独りになりたく
近くのベンチに腰掛けた
湊くんはリサのとこどう思っているのだろうか
もしリサが告白して、上手くいかなかったらどうリサに接していいか解らない
「ううん!リサはいい子だし、可愛いし!
湊くんだってあんな子を彼女を望んでるはずだよ!」
ミルクティーを飲み干し、
これからよりリサに協力しようと意気込み
空の紙パックを捨てようとした時
「えっ………」
私はゴミ箱を凝視した
なんで此処にあるの
そこに捨てられていたのは
今朝見たばかりのピンクのリボンで綺麗に包装されているクッキーの袋だ
どういうこと?
これって朝リサが湊くんにあげてたやつだよね?
まさか湊くんが捨てたの…
いや、そんなことは有り得ない
さっき、美味しかったって言ってたし
それに、湊くんはこんな事しない
じゃあ…誰が?
「茜…?」