おさななじみcomplex







「意味わかんない意味わかんないっもーやだぁぁ」









出たとこすぐのベンチに腰掛けて軽く半泣き







「紗羅っ」






お化け屋敷から私の後を追うようにして出てきた新は半笑いしながら私の隣に腰掛ける







「さっきの化け猫擬きがお前の叫び声に驚いてたぞっ・・・マジウケるッ」








「ウケないよ!つーか、化け猫がビックリするって何よ!てかてか化け猫なのに長い髪って意味わかんないって!!もぉー!」








「アハハッお前とホラーを掛けると面白展開起きるからほんと楽しいわ」








「バカ新!笑い事じゃないんだからっ!てゆーか、全然楽しくないから!!」







「前に悠夜と3人で来たとき、奇声あげながらお化け役殴ってたあれもほんとネタ!!」






「ちょっと!いつの話してんのよ!!」








「いつだっけなあれ、去年か?」







「あれ?そんな最新だっけ??・・・ってぇ!!もうこの話は終わり!!」









「あー面白かった。来た甲斐があったわ」







「これで?!」






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