おさななじみcomplex
デートだって・・・新が一緒じゃなかったらきっと辛いだけだった・・・
あの告白も・・・
みなきゃよかったって・・・後悔して・・・
わたしはっ・・・
「〝おねえちゃん″失格だ・・・」
「姉は妹の幸せを必ずしも祝わなきゃいけないなんて誰が決めたの?」
涙目になる私にバサリと言い捨てる楓
「姉妹である前に1人の女の子でしょ?紗羅が身を引く必要ないじゃん?
てゆーか、ぶつからなきゃ由羅ちゃんに失礼」
「・・・すごい・・正論・・・」
〝当たり前のことだけど?″と気取らない楓に心から感謝の気持ちが溢れる
「かえでぇ〜♡ありがとぉ〜〜」
嬉しさの余りぎゅーっと楓に抱きつくと〝ちょ!砂っぽいから抱きつかないでよ″と丁重に断れるけど気にしなあーい♪
「兎に角、気持ち落ち着いたら告白してきなさいよ」
「こ、こくはく?!」
「そ!遠慮して由羅ちゃんに取られちゃっても知らないからね?」
「むむむむ・・・」
「てゆーか、由羅ちゃんは告白したんだっけか?寧ろもう手遅れ?」
「ちょっ!楓!!」