おさななじみcomplex
私の思いとは裏腹に素敵な笑みを浮かべる柏木さん
「噂では聞いてたけどこーやって目の当たりにするとなんか凄いね!」
「そ、そうかな・・・あ、あはは〜・・・」
前回の時のように女の子が激怒するかと思ったら笑顔で楽しそうにそう話す柏木さん・・・
嫌・・・じゃないのかな・・・?
てゆーか、なんか凄い・・・?
「つーか、紗羅何しに来たんだよ」
「あ、そうだ。これ、お母さんが」
そう言って持ちっぱなしで存在を忘れていたタッパを新に渡す
「おー、そーゆーこと。母さんにサンキューつっといて」
「うん、わかった。じゃあ、私はこれで!」
「え、透山さん行っちゃうの?よかったら一緒にお話しないっ?」
「「えっ?!」」
突然のお申し出に私だけではなく新まで驚く
「私、一度透山さんとゆっくりお話したかったんだあっ♪」