おさななじみcomplex
「じゃっ!」
わけがわからないという表情の新を教室に残し
悠夜の手を引いて教室を飛び出す
「ちょっ紗羅?〝外せない用事″って何??」
「今は・・・言えないんだけど・・・」
柏木さんの気持ちを考えると安易に言いふらすのは良くない気がして・・・
悠夜を信じてないわけじゃないんだけど・・・
「・・・紗羅の好きなクレープでも食べて帰る?」
「えっ?!」
必死に昇降口目掛けて早歩きする私に微笑み言い掛けてくれる悠夜
「何があるかわかんないけど、好きなもの食べると幸せになれるよ?」
悠夜・・・
「うんっ行く!」
ありがとう・・・。
ーー・・・
ー・・
「うままっ♡」
帰り道、悠夜とクレープ屋さんに寄り道していちごチョコアイスクレープを頬張る
「んー♡しあわせっ」
「うん、紗羅すごい幸せそうな顔してる」
「えっ?!」