おさななじみcomplex






「こないだ柏木さんがいたとき、紗羅新の家上がったんでしょ?」







「それは・・・まぁ。新だしっ」







「うん。だから新は信用・・・してる。けど、他の人はダメだよ」








そういう悠夜は少し頬を染めて照れ臭そうに






・・・可愛いっ。







そんな彼はとても新鮮で、思わずこんなことを心に秘める







なんか、恋人って感じかもっ・・・







「ほら、そろそろ帰ろう?〝どうしても外せない用事″終わったでしょ?」






「うん♪」





世の中の彼氏彼女の皆さんはこんな幸せな気持ちなんですねっ








ーーー・・・





ー・・







「あ、透山さん!!!」






次の日新と悠夜といつも通り登校して教室に入ると絶頂スマイルでお出迎えしてくれた柏木さん






「おはよっ」







「おはよう!!!透山さんちょっと来てきて!!」







そう言って新と悠夜の間に立っていた私の手を引いて廊下へと出る








んーまだ鞄も置いてないんだけどなぁー?なんて考えながらもとりあえず着いて行く




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