おさななじみcomplex
「え?そこなの?!これってそーゆー問題なの?!?」
「ねぇ、薮木くん・・・これはどーゆー事・・・?」
いつも通りのテンションで言い合う私達に可愛い声で、でも怒りの雰囲気を出しながらボソッと言う女の子
「透山さんとはいつもこんな簡単に部屋に入ってきたりする仲なの?幼なじみってそーゆーものなの?」
これは私・・・とってもマズイことをしてしまったのでは・・?
「いや、これは!たまたま・・・そう!偶々で!!いつもじゃないから安心してほしいなぁー!・・・なんて」
慌てて弁解する私の言うことを如何にも信じてなさそうな表情の女の子
私の隣で新が〝はぁ・・・″と溜息をつく
それはどのタイプの溜息ですかねぇ・・・新くん
「そうだけど何か問題?」
「・・・問題に決まってるじゃない!ねぇ薮木くん!今後あんまり透山さんを部屋に入れないって約束して!!」