おさななじみcomplex
「なんか今、物凄い勢いで女の子が新の家から出て来てビックリして来てみたんだけど」
「悠夜にお願い事されて新の部屋きたら怒られて修羅場ってパチンってなってっ!!」
「紗羅とりあえず落ち着いて?何言ってるかよくわからないよ?」
慌てふためく私に笑顔でそう言い聞かせてくれる悠夜
そんな悠夜の優しい声に安心感をおぼえ、ゆっくり深呼吸をする
「落ち着いた?」
「うんっ!会議を始めようっ!」
「本当に落ち着いたのか?こいつ」
新の部屋の真ん中にある机を囲むようにしてそれぞれ腰掛ける
「まずまず!お母さんがね?〝悠夜くん今日ご飯どーするのー?″だって!」
「あーうん。今日は母さん帰ってくるとか言ってたから大丈夫!」
「おっけー!お母さんに、メールしちゃうね♪」
「で?何があったの??」
「あ!それが、ドア開けたらパチンってなってね?!」
「紗羅って文章力こんなもんだったか?」
「俺の記憶によると紗羅はもっと日本語喋れてたよ」