おさななじみcomplex
「ところで溜息なんかついてどーしたの?」
「あーうん。楓にね?普通じゃないって言われた。」
「紗羅が?」
「うん。私ってゆーか・・・私達が仲良過ぎて可笑しいって」
「ふーん・・・そっか」
「これからもずっと3人で居たいっておかしなことなのかなぁ?」
ベットで寝っ転がって膨れる私に優しく笑みを向けてくれる悠夜
「紗羅にとってそれが一番幸せならそれでいいんじゃない?俺は協力するよ」
「え?!ホントに?!」
「うん、約束」
そう言って指切りをしてくれる悠夜
「うわぁーんっ悠夜大好きだぁぁぁ」
優しい悠夜に感極まり、思わずぎゅーっと抱きつく
「おねぇーちゃん。17歳にもなって男に抱きつくってどーかと思うけど」
私の部屋入り口に立たずみ頬を膨らへて腕を組む妹の由羅
「由羅?!てか、私まだ16だから!!」
「そんなのどっちでもいいよ!いいから早く悠夜くんから離れて!!」
「あーはいはいっ」
由羅のお叱りによってパッと身を離す