おさななじみcomplex
ジリジリと迫り来る先輩から少しずつ後退りするもののベットの上でコトンッと壁へ背中が触れる
に、逃げ道がっ・・・
「・・・せんぱいっ・・」
「紗羅。彼氏ってそーいうことだよ」
「・・・やっ」
さっきまでの優しい先輩じゃない・・ー
ー・・・まっ待って
ー怖いっ
ーーヤダっ・・・
「ー・・・っ」
「紗羅っ!!!!」
勢いよく開いたドアに先輩の動きがピタッと止まり
〝紗羅から離れろ″っと強気な声が部屋中に広がって私も思わずビクッと方が上がる
「あーぁ、王子様の登場かぁ〜あとチョットだったのに」
「ふざけんなてめぇ」
「やッ待ってっ・・・」
先輩に殴りかかろうとする彼の前に勇気を振り絞って立ちはだかる
「まってっっアラタっ・・・」
「紗羅っ?!」
さっきまでの恐怖と2人の殺気だった雰囲気に少し震える身体を必死に抑える