おさななじみcomplex








「紗羅!?・・・って、アレ?事後??」






「悠夜おせえよ!つーか〝事後″とかなんか響き悪いからやめろ!」







混乱する私を他所に後から駆けつけてくれた悠夜と何事もなかったかのように言い合いする新






「えー・・・俺出遅れたぁ〜」







私が2人に恋なんてありえないって




違うっていつも通り言い切りたい






だけど、さっき先輩に・・・キス・・されそうになったとき何故か思い浮かんだ悠夜と新






なんだかそれが気がかりでいつものように〝違う″って・・・言えなかった・・・








そんな自分に脱力してぺたんと床に座り込む






「紗羅!?」





「あ、大丈夫。少し気が抜けただけだから」





「お前、これで分かったろ。もう、好きでもないやつと付き合ったりすんなよ」






「・・・新に言われたくない」






「でしょうね」






「なっ?!オマエ等なあ〜〜」








「ねぇ・・・2人はどうして駆けつけて来てくれたの?」





「は?」







「だって、声も出してないのに・・・」






「別に、嫌な予感したから」





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