おさななじみcomplex
「てか、降ってきた・・・」
「え?!」
私がぼーっとしてる間にパラパラと降り始めた雨
「あぁ〜本当だ」
まあ、傘あるから良いんだけどねっ
「紗羅ぁ〜傘入れてっ」
「え?!悠夜持ってきてないの?!」
「朝は眠いから天気予報見ないようにしてるんだよね」
「いやいや、意味わかんないから!!」
「いいよね?帰る家一緒だしっ!」
「まあ、いいけどさっ!しょうがないなぁ〜」
「おーお前らも帰りー?」
さて、そろそろ行こうか!としている時にまたまた声をかけられて振り向く
「あ!今度は新だ!!」
〝よっ″と軽く明るく手をあげて飄々とする新
「新も帰りなら3人で帰ろー」
「新は傘持ってきた!?」
「あー母さんに持たされた折りたたみある」
「モテる男子が傘持ちとはファンの女の子は可哀想だなぁ〜」
「は?何の話?」
〝薮木くんっ私の傘使ってっ・・・″てゆーラブイベントが起こせないじゃんねー?
「何でもなあーいっ!帰ろ?」