おさななじみcomplex






それにしても新と悠夜と私、下校まで偶然一緒になるなんて珍しいっ





「お前ら相合傘とか恥ずかしくねーの?」





「恥ずかしくは全然ないんだけど・・・痛い」





「は?」





痛いっ




痛すぎるっ




女子達の視線!!








そんなに睨まないでぇ〜




悠夜とはただの幼なじみですから〜っ





と、言って周りたい。





まあ、実際はそんなことやらないけどっ





「それにしても雨強くなってきたね〜」






「今日は家でゲーム日和だな!」





「えー新一人でやってなよ!」






「あ、それが、朝の続きなんだけどさ」






「〝朝″・・・?」





何かあったっけ?なんて記憶を辿るとポンっと浮かぶ新に言われた一言




〝俺お前の事女と思ってねーし″






あーなんだろ。無性にイラっとするこの感じ





「あー、朝がどうしましたっけ変態」




「まだ根に持ってんのかよ」





「新が今思い出させたからでしょーが!!」




「ま、いいや。それで今日俺と紗羅の親が出掛けて帰り遅くなるとかで夕飯は3人で好きにしろだとよ」




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