おさななじみcomplex







「あ、先客が居た」







「ひゃあっっ!」



「うお、ビックリしたー」






シーンとした家に突然の第三者の声に2人して驚きを声に漏らす






「えー2人して俺をお化け扱いですか〜」






「そこまで言ってねーよ!ただ驚いたんだわ!!」







「まあ、紗羅が雷嫌いだから来て見たけど、俺また一足遅かったみたいだね」






「悠夜も覚えててくれたんだ・・・っ」






「何それ?当たり前じゃん」






「ふふっ♪」





2人して同じこと言ってるっ





「でもまあ、新が居るなら俺帰るわ」






「えっ?!ヤダ!!」





身を去ろうとする悠夜を引き止めるようにして声を張る





「悠夜も一緒がイイっ!」





そう言って新とは繋がれていない左手を前に差し出す






「両手に花ですか」






そうクスッと笑う悠夜は優しい微笑みのまま差し出した左手をギュッと握ってベットに腰掛ける







「それを言うなら両手にイケメンじゃね?」






「うん、そうだね!」






「ちょ!紗羅否定しろよ!!俺寒い奴じゃんか!」





「えーいいよぉ〜」





だって、本当の事だもんっ





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