おさななじみcomplex
突然名を呼ばれたかと思うと目の前に居たはずの新が視界に広がって時が止まったかのように感じる衝撃
ーー重なる唇
「・・・っ」
離れた途端言葉にならないほどの驚きが隠せない
これって・・・キス・・・・?
「残念でした。あの日お前にキスしたの俺だから」
「なっ・・・」
・・・な・・・ななななッ?!!
なんですとおぉー?!?!!
「な、だってっだってっ、目が覚めた時悠夜居たしっ・・・」
恥ずかしさから口を手で隠して頬を赤かめている私に何事もなかったかのように淡々と語る新
「あぁ、あいつが別室で紗羅の母さんと電話してる間だったし、お前が目覚ます前に俺は家戻ったし」
「え、じゃあ・・・ほんとに?」
「残念だったなー俺で」
「な、別にそんなこと言ってないじゃんっ!」
「じゃあ何?良いかもと思ってるわけ?」
「な、それはっ・・・」
そんないきなり展開が変わったってわかんないよっ