桃色の雫
朝食を食べ終えて、新しい制服に着替える。大きめの制服がただでさえチビのわたしを一層小さく見せていて、なんだか少し恥ずかしかった。

『綾行くよ〜!』

自分の制服姿をぼーっと鏡で見ていると食事の準備を終えて綺麗に化粧をした母に呼ばれた。

「はーい!」
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