イケメンヤンキーに愛されて

「わかった。じゃあ、姫ちゃんって呼ぶね。ほら、歯磨きしよ~」
「うん!」

立ち上がって、声をかけると初めて本当の笑顔で笑ってくれた。
も~、本当かわい~な~。妹にもらって帰りたい!

なんていうくだらない妄想をしながら、歯磨きをした。

歯磨きが終わって、今日は土曜日だから午前中の勉強の時間はなかった。
フリータイム。遊びの日だ。

だから、あたしは夕方まで姫ちゃんとテレビを見たり、お絵かきをしたり、おままごとをしたり、楽しく過ごした。

< 105 / 281 >

この作品をシェア

pagetop