イケメンヤンキーに愛されて
「わかった。じゃあ、姫ちゃんって呼ぶね。ほら、歯磨きしよ~」
「うん!」
立ち上がって、声をかけると初めて本当の笑顔で笑ってくれた。
も~、本当かわい~な~。妹にもらって帰りたい!
なんていうくだらない妄想をしながら、歯磨きをした。
歯磨きが終わって、今日は土曜日だから午前中の勉強の時間はなかった。
フリータイム。遊びの日だ。
だから、あたしは夕方まで姫ちゃんとテレビを見たり、お絵かきをしたり、おままごとをしたり、楽しく過ごした。