イケメンヤンキーに愛されて

『や~あぁ~~!これ欲しい~~~!!』

それでも我が儘が止まらないあたしは、わめいてお兄ちゃんを困らせた。
そこで、お兄ちゃんはあたしに提案した。

『じゃあ、愛結。お兄ちゃんが、この家を出ていくときにプレゼントするよ』
『プレゼントぉ?』
『そう、お兄ちゃんの変わりに大切にしろよ?』
『うんっっ!!』

今考えれば、お兄ちゃんにのせられた気がするが、この時のあたしにはとても嬉しかった。
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