イケメンヤンキーに愛されて

どれほど泣いただろうか。

「ん・・・ひっく・・・ん・・・」

だんだん涙がおさまってきて、しゃっくりあげる声が響く。
そのとき、真君がもっとぎゅっと抱きしめてくれた。

「愛結。家族が恋しくなったら、いつでも俺に言えよ?なんでも聞くから」
「ん・・・」

10分くらい、そのままでいた。
しばらくすると、人の歩く音が聞こえた。
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