イケメンヤンキーに愛されて

お腹から思いっきり息を吸って、できるだけドスの聞いた声で叫んだ。

「うるっさい!!!!!黙んなさい!ケンカしないで!!」

言い終わって、皆の顔を見ると口を開け、固まっていた。 
意外だったのかな?

「…愛結ちゃん、まさかのヤンキー?」

ポツリと龍樹君が言った。

「え?一応ヤンキーってみんなに言われてるけど?」
「そうなんだ…まぁみんな、そんなもんだけど。さ、テレビ見よっか」

龍樹君の一言でまた、みんなテレビに夢中になっていた。
いつのまにかケンカも終わって、よかった!
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