イケメンヤンキーに愛されて

しばらく食べ続け、料理がなくなりかけたときだった。

「これ・・・、お祝いのときに出てくる料理だけど、今日何の日?」

一成君がポツリと言った。

お祝い・・・?
あ!

「今日、クリスマス!24日じゃない!」

そう、今日はクリスマスイブだった。
ずっと学校に行ってないから、日にち間隔がなくなってきているみたい・・・。

「そーだ!クリスマスじゃん!」
「クリスマスぅ~~!」

だんだんと皆も思い出してきたみたいで、口ぐちに言い始めた。

「クリスマスプレゼントってくれんのかな?」
「ママにおもちゃもらうー!」

テンションが上がりかけた一成君と姫ちゃんに、翔君と龍樹君は冷たく言い放った。
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