イケメンヤンキーに愛されて
「ここは、保護所だぜ?プレゼントなんかくれねーだろ」
「親がプレゼントなんてここに送ると思うか?ないだろ」
え・・・・・・。
ここまで冷たい顔をできる2人にびっくりした。
なんで、そんなにクリスマスを否定するんだろう?
親のことも・・・。
あたしが返す言葉も見つからず黙っていると、2人は姫ちゃんと一成君をにらんで、食堂を出ていった。
残されたあたしたち3人は、顔を見合わせ、首をひねった。
「なんで?」
「なによぉ~」
「なんだ、あいつら」
「「「ま、いっか!」」」
あたしたち3人は、基本適当人間らしかった。
あんなことがあった後でも、顔を見合わせてニカっと笑えるんだから。