イケメンヤンキーに愛されて

その部屋の中は、普通の家庭のダイニングと一緒だった。
木の食器棚に、木のテーブルが二つ。

「愛結たん、ここ座って」

亜弓ちゃんは、自分の席の横に座るように言ってきた。
いいのかな・・・と思ったけど、料理も置いてあったのでそこに座った。

隣のテーブルには、男子が座っていたので、男女でテーブルを分けていることが分かった。

「手をあわせてください。いただきます」

翔君が、ごく普通の『いただきます』を言った。
それと同時に、全員料理を食べだした。

「すご・・・」

あたしはびっくりしすぎて、固まってしまった。

「おかわり!!」

食べ始めて5分もせずに一成君はおかわりをした。
おかわりは、前の台に鍋ごとおいてある。
そして、自分で好きな量を食べるらしい。

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