イケメンヤンキーに愛されて
その後、なんなく楽しく過ごし、9時の消灯の時間になった。
寝るのは、それぞれ個室だ。
男子と女子の部屋の真ん中には、夜になると仕切られる。
仕切られる直前に、龍樹君と翔君が話しかけてきた。
「愛結ちゃん、また明日。おやすみ!」
これはもちろん龍樹君。
「お前、ちゃんと寝ろよ」
こっちは、翔君。
二人ともに、「おやすみ」と返事した。
やっぱり翔君は、言い方はぶっきら棒だけど優しいんだな・・・
もう、寝よう。
まさか、明日どんなひどいことが起こるかなんて、知りもしなかった。