イケメンヤンキーに愛されて
亜弓ちゃんが立ち止ったのは、食堂の横の部屋だった。
食堂っていうのは、昨日ご飯を食べたところ。
みんなが、そこを食堂と呼んでいたから、あたしもそう呼ぶことにした。
「ここに入れるの?」
と亜弓ちゃんに聞くと、だまってうなずいた。
「ありがとね」
亜弓ちゃんにお礼を言うと、亜弓ちゃんは自分の部屋に戻って行った。
ちなみに、昨日あたしが最初に行った、遊ぶ部屋。あの部屋は、娯楽室というらしい。