イケメンヤンキーに愛されて
 
娯楽室に行くと、一成君以外の皆はソファーに座り、朝のニュースを見ていた。

「あれ?一成くんは?」

誰かに言ったわけではなく、呟いていた。
すると、亜弓ちゃんがあたしの方を向いて教えてくれた。

「一成、食事当番」
「あ、そうなんだー」

あたし、だんだん亜弓ちゃんと上手くやっていけるようになってるよね?

少なくとも、話が通じてる!
小さな喜びが芽生えてきた。
っていうか、自分で自分をバカらしいと思ってきた…
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