イケメンヤンキーに愛されて

翔君は、かがんであたしと同じ目の高さで話し始めた。

「じゃあ、恋愛相談でもしようか。話、聞いてくれるんだよなぁ?」
「う、うん・・・」

口ではこう行っているが、正直いって怖い・・・
部屋は暗いし、逃げ道はないし。

そんなあたしに気づかずに、翔君は話し続ける。

「あのな、俺、彼女がいないわけ。わかる?」

わかるも何も、ないでしょ。
反抗的な目で睨みながらうなずいておく。
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