イケメンヤンキーに愛されて
『コンコン』
夜の9時になると、それぞれ自分の部屋に入り、読書をすることになっていた。
あたしが読んでいるのは、ベタな少女漫画。
娯楽室に置いてあったので、借りてきたものだった。
その少女漫画を読んでいると、部屋のドアがノックされた。
「はーい」
夜なので、ややおさえ気味に返事をすると、ゆーっくりドアが開いた。
入ってきたのは、亜弓ちゃんだった。
「愛結たーん。入っていい?」
「ん。いーよいーよ!」
亜弓ちゃんを部屋の中にいれ、歓迎した。