イケメンヤンキーに愛されて
「ゆたん、愛結たん」
「ん・・・んぅ?」
誰かにゆすられて、目が覚めた。
「亜弓ちゃん・・・。ごめん、寝てたみたい。もう行く?」
「うん」
いつのまにか寝てしまっていたらしく、亜弓ちゃんが迎えに来る時間になっていた。
亜弓ちゃん、ごめんなさい。
「じゃあ、行こっか」
あたしが立ち上がりながら言うと、亜弓ちゃんはもう部屋のドアを開けて待っていた。
「あ、ありがとね」
ドアを開けていてくれた亜弓ちゃんにお礼を言い、部屋から出て廊下に出る。