イケメンヤンキーに愛されて
「せいぜい、頑張ってくださいね♪」
にっこり笑ってこう返した。
さて、あたしもあたしで平城をつぶす準備しないと!
まだ、暴力を受けた生徒は少ないだろうから、証言を集めて最後にチクろう。
ただ、それまでに平城が何かをしてこないならいいけど。なんて考えていると、授業が終わった。
今の授業は6時間目だから、もう帰りの会で終わりだな。
『ありがとうございました~』
なんていう気の抜けた挨拶が終わり、平城に呼ばれた。
「星川さん、放課後に校長室にくるように」
これが始まりだった。