イケメンヤンキーに愛されて

「うん!あそぼっか!何するー?」

姫乃ちゃんの手をひいて、普段使われていないおままごとセットの一角へ向かった。
翔君たちのことなど、頭の片隅に追いやられていた。

「姫乃ちゃーん、ご飯ですよー」

にせものの料理を姫乃ちゃんの口に近づけると、姫乃ちゃんは上手に食べるふりをしてくれた。

そのとき、河野さんがまた部屋にやってきた。

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