夜明けと兵士
今度は燐国の韓国と戦争。

もうすぐ戦闘の時間か……。
私は一番嫌いなんだこの時間が
殺さなきゃ殺される。
なんて悲しいんだろうか
そんなことを考えふけていると
何処からともなく、ベルが鳴った
「ジリリり」ととてもうるさく。

もう行かなきゃいけない
僕は重い足取りで
戦地に向かった。



戦地は既に赤く染まっていた。
そんな世界を僕はボーッと眺めた
唖然と呆然と。
いつまでたっても慣れないんだ
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。

僕の表側には殺したくない気持ちがある
でも殺さなきゃいけないという気持ちが見え隠れする。

考え事をして突っ立ってると
数十人の兵士が一列に僕に向かってきた。

僕は泣きながら斬った斬った斬った。
僕が持っていたのは生憎ジャックナイフ
それでも、突く場所によっては相手を簡単に殺してしまう。
ごめんねごめんねごめんねごめんねごめんね。

実は僕は約束したジェリーとまた会おうと

それを守り抜かなきゃいけないんだ。
確かに身勝手だよね、自己中心だよね
でもしょうがないんだ

「時代がそうさせた時代によってこうなった全て時代のせいだ」

そう涙を流しながら僕は
人ごみの中を切り裂いて走った。
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