三日恋〜晴と雪の恋物語〜

「ふぅ~いっぱい食べた~。お腹いっぱい~」


他のお客さんも皆いなくなって、やっとあたしはたべるのを終えた。


「あれだけ食べれば腹いっぱいにもなるよな」


食器を片付けながら晴斗が言う。


「太るぞ?」


「い、いいの!あたし食べても太んないもん!」


あたしは言い返す。


「それはサッカーやってるからだろ?3日間の間に何キロ増えるか楽しみだな。今のうちに体重教えとけよ?」


にやりと笑う晴斗をあたしは睨んだ!


「晴斗のバカ!」


他のお客さんがいなくなったからってそんな事言うんだ!?


ちょうど奥から出てきた由美子さんに、


「ご馳走様でした」


とこえをかけると、あたしはそのまま部屋に駆け込んだ。
< 10 / 197 >

この作品をシェア

pagetop