三日恋〜晴と雪の恋物語〜

ドキッとする。


「千葉さん…ですか?」


「本当は俺が行きたいんだけど、ちょっと忙しくてな。青山の家からそんなに離れてなかったと思うから〜」


そう言いながら先生はファイルを漁る。


「あ、あった。え〜と、あ、ほら」


先生は2枚のプリントを見せて来た。


「これが青山ん家で、これが千葉さん家。近い…よね?」


「あ、はい。多分。同じ家の並びだと思います」


「良かった〜。行ってもらってもいいか?」


すがるように見られる。


「明日いろいろ必要な物とかあるから、忘れたら大変だろ?」
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