三日恋〜晴と雪の恋物語〜
温泉
「ふわぁ~」
あたしは敷いてあった布団にダイブする。
「ふかふか~」
枕に頬をこすりつけて枕の感触を楽しんでいると、
「幸も温泉一緒に行く?」
と、温泉セットを持ったお母さんが聞いてきた。
「温泉?」
「この宿には温泉があるの」
「そうなんだ~」
温泉温泉♪
入ろうっと。
「あたしも行く」
するとお母さんは、
「早く準備しちゃってね」
と、部屋の出口で待っててくれた。
あたしはいそいそと準備する。
「行けるよ~」
あたしが声をかけると、お母さんは立ち上がる。
そしてあたし達は温泉へと向かった。
「うわぁ~」
温泉についたあたしは感嘆の声を上げる。