三日恋〜晴と雪の恋物語〜
ダン!!
激しい音がして、俺は幸の部屋の外側から内側に手を入れ込む事が出来た。
とりあえずは、落ちずに済んだようだ。
けど、これはなかなか辛い。
手が滑ったら下へ真っ逆さまだ。
幸に会う前に死んでたまるか!!
俺は腕力で「うおおおおおお!」と雄叫びをあげながら、部屋へ入る事に成功した。
そして、目の前には、驚いた顔の幸が、大好きな幸がいた。
やっと会えた…。
俺は幸に向かって優しく微笑んだ。
「幸、久しぶり」