三日恋〜晴と雪の恋物語〜
晴斗への返事もワンテンポ遅れて、曖昧になってしまう。
そんな私の様子に気付いてか気付かないでか、晴斗はそれかりあまり話し掛けては来なかった。
*
「おはよ!幸美ちゃん!」
「あ、藤井君。おはよう」
席に着くと、朝から元気な藤井に挨拶をされた。
「元気ないね〜どしたの??」
「え、そんな事ないよ。元気元気!」
ギクリとしながらも明るく振る舞う。
「そっか〜。まぁ、何も聞かないでおくけど、元気出してね〜」
わ、分かってないじゃん!