三日恋〜晴と雪の恋物語〜

晴斗への返事もワンテンポ遅れて、曖昧になってしまう。


そんな私の様子に気付いてか気付かないでか、晴斗はそれかりあまり話し掛けては来なかった。





「おはよ!幸美ちゃん!」


「あ、藤井君。おはよう」


席に着くと、朝から元気な藤井に挨拶をされた。


「元気ないね〜どしたの??」


「え、そんな事ないよ。元気元気!」


ギクリとしながらも明るく振る舞う。


「そっか〜。まぁ、何も聞かないでおくけど、元気出してね〜」


わ、分かってないじゃん!
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