三日恋〜晴と雪の恋物語〜
「そっか」
晴斗もまた同じように、そう呟いた。
「戻りました〜」
晴斗は宿に着くと由美子さんと何言かな話してから、奥の厨房に入っていった。
きっと、旦那さんも起きているんだろう。
皆、頑張ってるんだなぁ。
こんなに早起きで。
これが毎日なんでしょ?
それを晴斗は、どうしてやっているんだろう。
まだ幼い晴斗は、どうしてここでこんなことしてるの?
そう思って気づく。
いつの間にか、晴斗の事を考えていた。