三日恋〜晴と雪の恋物語〜
晴斗は大きく息を吸うと、
「望海の事忘れないし、忘れちゃいけないと思う。けど、望海の分まで俺が生きてやる!望海が続けられなかったサッカー続けてやる!望海が真似ばっかしたくなるような男になってやる!だから、見ててくれよ!望海!!」
と、空に向かって叫んだ。
手はぎゅっと握られてる。
あたしは思わず立ち上がった。
「望海君!晴斗の事、ずっとずっと見守っててあげてね!離れてても、お兄ちゃんは望海君の為に良い男になるらしいから!!」
晴斗を真似てそう叫ぶ。
そして晴斗に向かってにかっと笑った。