三日恋〜晴と雪の恋物語〜
その後は二人で浜辺に寝そべりながらいろんな話をした。
晴斗は東京の様子を知りたがって、話してあげると、たいして変わりがないなと言っていた。
あたしは今の晴斗の事を沢山聞いた。
自分のわがままで沖縄まで来てしまい親と少し気まずくて夏休みの間あの旅館でバイトをしている事。
親は望海君の事を乗り越えようと頑張っているのに自分だけ悲しんでいるつもりになって申し訳なく思った事。
学校も少しサボりがちな事。
会話を成り立たせるため、沖縄の言葉を覚えるのに苦労した事。
そして、初恋があたしだって事…。