三日恋〜晴と雪の恋物語〜
全部幸のお陰なんだ。
幸と離れた後も幸は俺のためになってくれた。
幸と会った時間は短くても、俺の中では幸はずっと傍にいてくれて…。
「ねぇ晴斗」
ふいに母に話し掛けられてびっくりする。
「今日の入学式で千葉幸美ちゃんて子いなかった?」
再びドキ。
何で今その話題を出すんだよ!
心の中で恨みの言葉を連ねる。
「あぁ、いた」
両親には幸の事を話したから、二人とも知っている。
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