三日恋〜晴と雪の恋物語〜
「欠席…」
次の日、いつ幸が来てもいいようにクラスで一番早く着いた。
けど、8:15になっても来なくて、遅刻かなと思っていると、担任が入ってきて「千葉幸美さんは欠席です」と告げた。
何で。
入学式の次の日に欠席だなんて。
幸が分からない。
「青山?」
机を見ていろいろ考えていると、ふと俺を呼ぶ声がした。
ばっと顔をあげると先生がこっちを見ていた。
「日誌の欠席者の所に、千葉さんの名前書いておいてね?」