おとぎ話の王子様に告白されちゃいました
告白


振り向くと神崎隼人がいた。


アタシは、恥ずかしかったけど自分が呼び出したんだし頑張らなきゃ!!と思い
神崎隼人に近づいて、こういった。


「あのっ、呼び出してゴメンなさい!!
あたし、神崎さんが好きになったの!!」

と言って改めて恥ずかしくなって俯いたまま逃げようとしたら、神崎隼人は余裕そうにニヤニヤしながら私の腕を掴んだ。


「へぇ〜。で?なんで人の返事聞かないで逃げようとしてんの?」


「え?あっ…いやっ、返事聞くのが怖くて……」


と言った瞬間、掴まれてた腕を引っ張られて神崎隼人の胸の中に包まれた。


そして耳元で、


「お前、前俺がコクったのに返事が怖いって馬鹿なんヂャねーの?俺が否定するわけねーヂャん。
むしろメッチャ嬉しいんだけど?てかお前、可愛すぎんだよ。」


と言われた。
 

私が顔を上げて神崎隼人顔を見ようとしたら、


「バカッ!おまっ…そんな可愛い上目遣いでこっちみんな無自覚女!!」


と言われてしまいました…笑



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