おとぎ話の王子様に告白されちゃいました
ファーストキス
屋上に来た。
━━━━━ギィィィィ。
と重くて鈍い音がするドアを開けてみると
見覚えのある顔が振り向いた
「はぁぁぁぁ!?」
とか大きな声ゎ出なくって、
何かの間違えかも!
と思って一応、その人……じゃなくって、神崎隼人に軽く一礼してから逃げるように屋上の柵に手をついて
手紙の主が来るのを待とうと大好きな空を見上げていると…
「なにお前、無視してんの?」
と誰かに……いや、聞き覚えのある声が聞こえた
後ろを振り向くと案の定、神崎隼人の顔が!!
ってか!ち、ち、ち近いですっっ!
状況が、理解できなくて固まっていると
「おい!聞いてんのか、てめぇ」
ん?でも…なんで?なんでこの人が知ってんの?と思っていたら
「だってあの手紙俺が入れたんだし?あたりめーだろ」
と言われた
「あっ、そーなんだー笑笑
ぢゃー、もっと早く声かけてよ〜〜!(∧∀∧)アハハー
……ってえ!!?
何でアンタが!?てか、アンタあたしのエスパー!?」
といってしまった☆テヘッ!ってそーゆーことぢゃなくって(*_*;
「あっ…いや、あのっ…「やっぱり、お前おもしれーやつだな。今日から俺の彼女になれ。」」
と言われて、さらにさらに近づいてくる神崎隼人。
それに従って下がる私。
そして、私の背中に柵が当たってしまった…。
これ、壁ドンとゎ違うけどそんなかんじだょね!??そーですょね!うん、周りの女子お墨付きのイケメン君に壁ドン的なのされちゃってますょね!??
てか近いし!これ以上避けれないし!!逃げ場ないし!!!
と思っていたら、神崎隼人は柵に左手をつき、右手で私の顎をくっと持ち上げて
「んんっ…!!」
え…何この違和感と息苦しさ…あたし…キスされた。
ファーストキスだったのに……
と思いながらも深くなっていきそうで強引な、かつ優しいキスに慣れていない私は息ももつハズがなく、神崎隼人の胸を強く叩いた。
すると素直に離してくれて、
「んっ…ふぅ…ふぅ…」
と呼吸を整えていると
「お前、ファーストだったろ。顔真っ赤にして心臓がバクバクいってんの。かわいすぎんだよ。」
と訳の分からぬことを呟いてるし!
その言葉に私は…私の心は変な違和感を覚えた気がした