実はちょこっと悩んでます。
「…ん、んじゃ、行くか。」

「うんっ。」


あたしは、時雨君の隣に並んで

靴を履いた。


「あら、もう出るの?」

「あ、うん。行ってきます。」

「行ってらっしゃい。時雨君、胡桃をよろしくね。」


おかーさんは、あたしと時雨君に手を振った。
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