実はちょこっと悩んでます。
「…ごめん、考えさせて。」


あたしは、おかーさんの中で出ている結論を振り切るかのように

そういった。


「…胡桃…?」

「…部屋、行こ…?」


あまりのことに、頭が動かないまま

あたしは自分の部屋に戻った。


後ろで、おかーさんに何回か頭を下げて

あたしの後ろをついてくる時雨君が見えた。
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